パックスアーレン株式会社

技法の種類

STUDIO PIZZOL

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STUDIO PIZZOLは、ステンドグラス作家のSante Pizzol氏によって1936年に設立されました。同氏はイタリアのプレラ国立美術アカデミーに学び、一流のステンドグラス工房で研鑽を積んだ後、ミラノに自身の工房を開きました。
また、後進の指導にも熱心で、イタリア北部ボルツァーノのステンドグラス学校の教授を務める傍ら、イタリアのトスカーナ州、スペインのグランハの学校でもステンドグラスの絵付けについての教鞭をとっています。 現在、STUDIO PIZZOLは、ミラノ東北の街ミッサリアに工房を構え、Sante Pizzol氏と息子のFabio Pizzoi氏によって意欲的に創作が続けられています。
STUDIO PIZZOLは、伝統的技法から最新の技術までを駆使して、教会、病院、学校等の公共施設、商業施設、個人邸宅を問わず、数多くの作品を手掛け、欧州、日本国内をはじめ世界各国で人々に愛されています。
パックスアーレン株式会社は、四半世紀にわたり、STUDIO PIZZOLの全国代理店として60案件余、150点以上にのぼる作品を日本各地のお客様にお納めしてまいりました。STUDIO PIZZOLの作品は、その柔らかな光と色で、空間を見事に彩ります。

絵付け

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単に色ガラスを鉛線(ケイム)で組み合わせたものだけがステンドグラスではありません。
絵付けにより、ステンドグラスの表権力は一気に高まります。特殊な絵具を使用して、ガラス上に微妙な色の変化や複雑な陰影を描きます。
ガラスだけでは表せない、人物の豊かな表情、いきいきとした動植物などが絵付けによって命を吹き込まれます。

キルンフォームドグラス

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ガラス板の上に別の色ガラスを乗せて窯で焼くと、ガラス同士が溶けて一体となります。これがキルンフォームドグラス(Kiln Formed Glass)です。
Kilnとは窯を意味します。窯の中で溶け合ったガラスは立体的なグラデーションを生み出します。上に乗せるガラスは、粉末に近いものから比較的大きなガラス片に至るまで様々な種類があります。
これらを組み合わせて、風景や抽象的なイメージを描きます。
次のURLは、Studio Pizzolが地元ミッサリアの小学校で子供たちと製作した過程を記録した動画で、キルンフォームドグラスの製作工程をよく表しています。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=lMTID9YhKgM

ダルデベール

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分厚いガラス板(ダルグラス)をハンマーで砕いて加工することにより、光がそのガラスを透過する際には複雑に屈折し、独特の表情が生まれます。
それらを樹脂セメントで組み合わせています。
無骨さと繊細さを併せ持つ、独特の性格を持ったグラスアートです。

モザイク

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絵付けのように描くのではなく、ベースの上にガラス片を固定して図案を表現します。他の技法は基本的に光の透過によりその美しさが際立ちますが、モザイクのベースは光を通しません。
並べるガラス片のテクスチャーによって、作品の味わいが異なってきます。