パックスアーレン株式会社

アーレンオルガン社について

アーレンオルガン社

写真

アーレンオルガン社はアメリカ北東部の都市フィラデルフィアに近い、アーレンタウンという町にあります。この会社は1939年の創業以来一筋に教会用オルガンを製作し続け、今ではクラシックオルガン製造会社として世界一の規模を誇ると同時に、世界7大陸の70ケ国にオルガンを輸出し、教会、学校、コンサートホール、ご家庭に設置されています。
1938年に、創業者が最初の特許を取得して以来、特許件数では書き尽くせないほど多数の実績を上げてきました。例えば、電子オルガンそのものを初めて発明したのはアーレンですし、世界ではじめての3段鍵盤の電子オルガンや、最初の電子式ドローノブ・コンソールなどを世に送りだすなど、世界の演奏家達に注目されつづけてきました。
アーレンオルガン社公式サイト:https://www.allenorgan.com

アーレンオルガンのもう一つの魅力

顧客が教会であれ個人であれ、オルガンを購入することは高額な投資です。当然、楽器の寿命は長く安定した性能を発揮することを期待するのは当然であります。しかし、デジタル技術が進歩して使い捨ての現代では、オルガンに限らずあらゆる製品が顧客の期待に反して最良に維持することは難しくなっています。アーレンオルガンでは長期にわたって製品をサポートするために、メーカーとして二つの信念を堅持しています。一つは、60有余年にわたり製造したオルガンをサポートし続けてきたという証明済みの実績であります。この実績を裏付けるには大規模なパーツ・ストックと、素晴らしいサービス・マニュアルの存在という二つの証拠がなくてはなりません。アーレン社が初期に製造したオルガン用のパーツでさえ、今日でも供給し続けているという事実です。また、サービス・マニュアルにより超ハイテク製品のサービスに必要な支援を顧客に提供しています。
もう一つ重要な信念の堅持は、アーレンオルガン社の強固な財政基盤によって、過去、60年間にわたって100万ドルを越える古いオルガン機種のサービス部品をストックし、長期負債を有せず一貫して創業者一族によって会社が経営されているという事実です。すなわち顧客とのパートナーシップを堅持することを信条として、『単にすぐれたオルガン以上のものを顧客に提供』し続けているのです。すなわち将来にわたってもアーレン社による顧客への保証を提供しているのです。この保証の“魅力”こそがアーレンオルガンを最高の地位に押し上げているのです。

写真

デジタル技術の先駆者として

アーレン社は1971年に世界最初のデジタル方式の楽器を発表しました。もちろん初期のデジタル・オルガンでは数千ビットのデジタル・メモリーに依存しておりましたが、今では遂には何百万ビットを組み込む方式を見い出し、その結果生じたパイプの音色のリアリズムは、最高の鑑識力を備えた聴衆さえも唖然とするほどです。
しかし、アーレン社がもっとも強く自負しているのはその技術の点ではありません。世界中のユーザーに、アーレンを使う喜び、満足感を提供することに誇りをもって仕事をしています。各界で活躍中の有名演奏家や指揮者が賞賛し、また、最近では彼らが自分用の特注オルガンをこぞって注文されるので、工場では生産ラインを年々拡大している状況でもあります。

写真

パイプオルガンを知り尽くした会社

数十年にわたりアーレン社が収集してきたパイプ音のサンプリング・ライブラリーは優れたパイプオルガン音を保存するための重要なファクターであります。アーレン社は、パイプ音を録音し、最先端のデジタル音源再現技術によって、これらを忠実に再現するという方法で、こうした楽器の真髄を把握しています。また、アーレン社がパイプオルガンメーカーを買収し技術データーやノウハウの蓄積も膨大なものとなっています。さらに、自然な響きの実現のために、日々研究を怠ることなく、すばらしい楽器を皆様にお届けしています。一方では、アーレンに寄せられる大きな信頼と技術力への期待をもとに、メンテナンスが困難で放置されていたパイプオルガンの修復やコンソールの修理、ストップの追加などの事業も手掛けています。

写真

アーレンオルガンの特徴

写真

  • 自然で豊かなオルガンの響き
  • オルガンの特性を最大に表現できるスピーカーシステム
  • 同じストップ数のパイプオルガンのコストの1/10以下で本格的なオルガンが設置できる。
  • 湿度や温度の変化によるダメージに強い。調律は不要です。
  • 誰でも気軽に接することのできるやさしい操作性
  • 小さい部屋から大ホールまで設置可能
  • あらゆる様式のオルガンに対応できる豊富な機種と特別仕様

パックスアーレンの役割

  • 日本総代理店として、アーレン社のすべての製品の販売と強力なバックアップ体制
  • オルガンの専門知識と音楽に対する深い見識、技術をもったスタッフが対応
  • 教会や個人の方にもお求めやすい価格で楽器を提供
  • 万一の故障時には迅速に対応
  • オルガンの販売をもとより、アクセサリー、レッスン、講習会、コンサート、教則本・楽譜出版分野まで幅広い活動
  • 教派、宗派を問わず、日本の個々の教会の現状を細部まで理解し、親身になってお手伝い

アーレンオルガン用語説明

ストップ数

ストップ数とは、音色の種類の総数のことを言います。表に記載されているストップ数は、有声ストップの数で、カプラーやセカンドヴォイス等は含まれておりません。

ストップアクション

点灯式(タブレット)
ストップのタブレット(四角形のストップボタン)が実際に点灯する方式です。
ドローノブ
伝統的なパイプオルガンに使われている、いわゆる引き出し式のストップ。キャプチャーピストンを押すと実際に動きます。

演奏台(コンソール)

図

演奏台型 高さ 本体奥行 奥 行
(ペタルを含む)
必要な奥行き
(ベンチを含む)
KT 131cm 113cm 75cm 110cm 127cm
AKT 145cm 117cm 76.2cm 126cm 147cm
T 147cm 123cm 80.6cm 125cm 147cm
L 164cm 131cm 88.3cm 130cm 147cm
LX 174cm 131cm 88.3cm 130cm 147cm
C 193cm 135cm 106.7cm 145cm 162cm
F 202cm 143cm 117cm 148cm 165cm

※寸法は、天板や側板の装飾など、機種や製品によって若干の誤差があります。
※搬入に必要なスペースは、当社の営業に確認されることをお薦めします。

KT型演奏台には、堅牢でコストパフォーマンスに優れたMDF芯材(中密度ファイバーボード)を使用。
その他の演奏台は、格調高い高級木製無垢板材を使用。楽器を永年にわたって保護する木製蛇腹蓋、鍵盤は演奏者の音楽的感覚がそのまま伝わる長さ33cmの木製芯材。鍵盤の接点はホコリや湿度から守られる密封式リードスイッチ。アーレンオルガン独自の機構で、造りに妥協のない信頼の製品です。
内部部品は安全性と耐久性などをあらゆる面から追求し、外部電磁波対策も施されています。(※チャペルシリーズのみ鍵盤システムが異なります。)

足鍵盤

標準仕様
32鍵 放射状AGO規格 凹型 C-g1
KT型演奏台の標準仕様
32鍵 放射状 鍵盤幅とシャープ鍵が小型

KT型演奏台では、小型32鍵放射状足鍵盤が標準です。オプションで平行ペダルを選ぶことが可能です。その他の演奏台では、AGO(アメリカ・オルガニスト協会)規格の放射状足鍵盤が標準です。オプションで平行ペタルを選ぶことが可能です。

※オプションで「平行ペダル 32鍵 凹型」、「平行ペダル 30鍵」を選ぶことが可能です。ご気軽に見積をご請求ください。

スピーカー

内蔵型
演奏台の中にスピーカーが内蔵されています。オプションで外部スピーカーを接続することも可能です。
外部スピーカー
標準仕様で装備されているスピーカーの本数を記載しております。オプションで増設することも可能です。
アーレンのスピーカーシステムとオプションへ

KT型演奏台では、小型32鍵放射状足鍵盤が標準です。オプションで平行ペダルを選ぶことが可能です。その他の演奏台では、AGO(アメリカ・オルガニスト協会)規格の放射状足鍵盤が標準です。オプションで平行ペダルを選ぶことが可能です。

※オプションで「平行ペダル 32鍵 凹型」、「平行ペダル 30鍵」を選ぶことが可能です。ご気軽に見積をご請求ください。

ベンチ

標準仕様
AKT演奏台のベンチ高66cm
足鍵盤中央E音まで約49cm
オプション
・高低調整ベンチ ハンドル操作 H63~71cm
・高低調整ベンチブロック ブロックを履かせて高さ3段階の調整が可能。
・背もたれ付きベンチ  

※オプションで「高低調整ベンチ」、「高低調整ベンチブロック」、「背もたれ付きベンチ」を選ぶことが可能です。ご気軽に見積をご請求ください。